自律神経失調症とタバコの関係

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Comfreak / Pixabay

近年、喫煙者は肩身が狭くなったと聞きます…。

公共の場ではもちろん、レストランや遊園地などでもタバコが吸える場所が制限されていますね。

喫煙者の方々に「何故タバコを吸うのですか?」「どんな時に吸いますか?」と尋ねてみると……

・気分転換
・ストレス解消
・リラックスできるから
・習慣で吸ってしまう
・味が好きだから
・食後には必ず吸う
・集中したい時に吸う

などの答えが返ってきました。

タバコを吸うと「リラックスできる」「落ち着く」「集中力が増す」と感じている方が多いようですね。

しかしこれは『偽のリラックス・偽のストレス解消』にすぎません。

 

それどころか、依存心が強い人ほどストレスを溜めやすい傾向にあることが分かっています。

たばこを吸うと化学物質によって自律神経が刺激されます。

 

吸っている時だけはリラックスした気持ちになるかもしれませんが、それ以外の時はどうですか?

「吸いたい」という気持ちが中毒症状になり、「吸えない」時間が続くと『イライラ』を感じるようになりませんか?
「吸えない」時間は常にストレスを感じている状態ということになります。

 

すると交感神経(興奮モード)が優位になり、その状態が長く続くことで、結果的に体は休むことが出来なくなってしまいます。

交感神経と副交感神経のバランスが崩れたことによって起こる体の様々な不調、これが「自律神経失調症」です。

 

また、タバコに含まれるニコチンは末梢血管を収縮させます。簡単に言うと「血管が狭くなり、血液の流れが悪くなる」ということです。

私たちが普段食事から摂っている栄養は、血液によって各組織に運ばれます。つまりタバコを吸うと「血行障害」が起き、栄養が全身に届かなくなってしまうのです。

 

さらに、溜まった疲労物質もそこに留まったままになるので、疲れが取れにくい体になってしまいます。

痛みやケガの回復も遅くなるので、肉体的にも精神的にもストレスを溜め込む結果となります。

目次

これが交感神経が優位になる原因なんですね。

タバコが体に及ぼす悪影響はまだまだあります。

 

体の中に溜まった毒素を浄化してくれるのは腎臓ですが、ニコチンの毒素が非常に強いため腎臓は疲れてしまい働きが鈍くなります。そして浄化しきれなくなった毒素は体内を回り始めるのです。

 

タバコを吸うことで体に常にストレスを掛けているわけですから、自律神経が乱れてしまうのも当然ですよね。

 

タバコは自律神経失調症への影響の他に「高血圧・冷え性・生理不順」など様々な不調の原因としても考えられています。

そして、ご存知の通りタバコは『ガン』の発生率をも増大させます。

 

それだけではありません…

血行障害によって「動脈硬化」を引き起こし「心筋梗塞・脳梗塞」などの原因にもなっているのです。

《タバコは百害あって一利なし》と言われる理由がわかりますね。

 

しかし、既に中毒になっている人は禁煙することが逆にストレスなってしまうので注意が必要です。

「今日から…今から絶対に吸わない!」と一気に禁煙出来るのがベストですが、「吸わない」「吸えない」ことでイライラして余計に自律神経が乱れる事があります。
自分のペースで少しずつ、時間をかけて減らしていきましょう。

 

お金はかかりますが、禁煙外来やニコチンガム、ニコチンパッチなどを利用するのも良いかもしれませんね。

自律神経を整える方法はもちろん他にも沢山あります。その中で特に禁煙を勧める理由、それは《タバコは心身にとって依存性のある毒》だからです。

 

イライラを少しでも緩和出来る方法を見つけて、禁煙に取り組んでください。

家族や友人、会社の同僚の理解や協力も不可欠です。

あなたやあなたのご家族の禁煙が成功し、健やかな毎日を過ごすことが出来ますように!

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自律神経失調症は周りに理解されにく病気なので、家庭でも職場でも孤独を感じやすいです。

 

1年以上自律神経失調症で悩んでいるならお試しください。

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