自律神経失調症に対する薬物療法には、以下のような種類がありますが、注意が必要です。自己判断で薬を服用することはせず、必ず医師に相談してください。
目次
抗不安薬
自律神経失調症の不安や緊張感を軽減するために処方されます。
代表的なものに、ベンゾジアゼピン系のクロナゼパム(商品名:リボトリール、ロフラゼプ酸エチル)、エチゾラム(商品名:デパス)、ロラゼパム(商品名:ワイパックス)があります。
抗うつ薬
自律神経失調症のうつ症状や不安感を改善するために処方されます。
代表的なものに、セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)のフルオキセチン(商品名:プロザック)、セルトラリン(商品名:ゾロフト)、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)のベンラファキシン(商品名:エフェキサー)があります。
ベータブロッカー
自律神経失調症の症状である動悸や不安定な心拍数を改善するために処方されます。
代表的なものに、プロプラノロール(商品名:アボックス)があります。
抗コリン薬
自律神経失調症の症状である消化器症状(下痢、便秘、腹痛など)を改善するために処方されます。
代表的なものに、ヒトロメロール(商品名:リピシン)があります。
自律神経失調症に対する薬物療法は、症状に応じて異なります。
必ず医師の指示に従い、薬の副作用や相互作用に注意しましょう。
また、薬物療法は症状の一時的な改善に役立つ場合がありますが、根本的な治療には生活習慣の改善や心理的なアプローチが重要です。
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