日常生活の中で、音楽を聴くことが自律神経を整えるのに効果的だというのをご存じでしょうか?
エネルギッシュなロックや、大好きなアイドルの歌でテンションがあ上がることもあれば、静かな癒しの音楽で気分が安らぐこともありますよね?
最近では、聴くだけで集中力を高めるという音楽や、便秘が解消したり、血圧が下がったり、記憶力が上がるといったものまであり、音楽は心にも体にもいろいろな影響を与えると考えられています。
では、自律神経を整えるのにはどのような音楽が効果的なのでしょう。
それは、あなたが聴いていて「癒されるなぁ」「気持ちいいなぁ」と感じる音楽です。
それがクラシックであれ、ジャズであれ、心地よさを感じる音楽を聴きましょう。
あるアンケートでは、不安な時は心拍数と同じテンポの曲を聴き、眠れない時は心拍数よりも遅い曲、元気を出したい時には心拍数よりも速い曲を好む傾向がみられました。
このように、決して静かな音楽だけが効果的というわけではありません。
テンポの早い音楽を聴くと興奮状態になってしまうと考える人もいるかもしれませんが、軽快なリズムの音楽は気持ちが弾んで楽しくなるので効果的です。
また、静かで落ち着いた音楽も気分がゆったりリラックス出来るので効果的です。
「こういう音楽を聴かなきゃ!」と決めつけるのではなく、今あなたが一番聴きたい音楽を気持ちよく聴けばいいのです。
最近では「ヒーリング音楽」という言葉をよく耳にしますよね。
ヒーリング(healing)とは《癒し》という意味の他に《治療する》《回復する》という意味もあります。
CDなども発売していますが、動画アプリでも視聴することが出来ます。
その動画の多くは再生回数が数百万回となっており、人気の動画だと9千万回以上!!!
いかに《癒し》が求められているのかがわかりますね…
実際に聴いてみると、小鳥のさえずりや小川のせせらぎ、波の音など、森の中や海辺といった自然の中にいるような、なんとも心地よい音が流れています。
ヒーリング音楽は、副交感神経を直接刺激する周波数があると言われているので、そのような音楽を聴いて心を落ち着かせるのも良い事かもしれませんね。
次に効果的な聴き方です。
どんなに好きなジャンルの音楽がいいと言っても、寝る直前に大音量で激しいロックを聞いては眠りにつけないでしょう。
寝る前は、なるべく『頭を使わずに聴ける音楽』が理想ですね。
例えば日本語で歌われている曲ですと、どうしても歌詞が頭に入ってきてしまいますよね‥。そうすると無意識のうちに頭の中で反応してしまいます。
日本語の歌や、思い入れのある曲よりも自然の音や、オルゴール、歌詞のない曲の方がいいのかもしれませんね。
夜は就寝の1~2時間前に熱くない温度で入浴して、静かな音楽を聴きましょう。
ゆったりとした呼吸を意識してみると睡眠の質が良くなります。
パソコンやスマートフォンの使用も控えましょう。
寝る前以外のジャンルは何でも構いません。
アップテンポな曲でリラックスする人もいるでしょうし、悲しい歌にどっぷり浸り、涙を流すことがリフレッシュになる人もいるでしょう。
出勤前に気持ちを盛り上げるのもよし、休憩時間に疲れた気分を切り替えるもよし、自分に合ったルーティン(お決まりの所作・日課)を作ってみて下さいね。
これを続けると体調が良くなり、心も体もスッキリしてくるのが実感できるはずです。
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