ダイエットしたことありますか?
どうしてダイエットするんですか?
・最近太ってしまったから
・美しく見せたいから
・健康のため
・なんとなく、いつもしてる…
色々な答えが返ってきました。
テレビや雑誌、インターネット…何を見てもダイエット関連の記事や広告がありますね。
そしてそれは、女性をターゲットにしたものばかりではありません。
若い頃はどんなに食べても太らなかったのに、30歳を過ぎた頃からお腹のお肉が気になりはじめ、40歳過ぎたら下半身が別人……なんて悲鳴がよく聞こえてきます。
そして体験談を聞くと、真剣にダイエットしている人ほど、なかなか成功しないのが現実のようですね。
頑張って打ち込めば打ち込むほど減量の成功要因が減少し、失敗要因が増大することが最新の研究でわかったと言うから驚きです。
人に限らず全ての動植物は空腹になると食事をしますよね。
空腹時に食べると言う行動を「内発反応性」といいます。
これは生命を維持する為に必要な行動です。
それに対して食べ物が持つ味・香り・見栄えのような外からの刺激に敏感になる傾向を「外発反応性」と言います。
習慣や惰性で食べ続けたり、ストレスでヤケ食いをしてしまいます。
太っている人や、ついつい食べ過ぎてしまう人は「外発反応性」が高いと言われています。
「絶対に痩せなきゃ!」という強迫観念や、カロリー計算、食べないダイエットなど、抑制の多いダイエットは強いストレスとなります。
そして精神的なストレスを掛けすぎると自律神経のバランスが崩れてしまうことがあります。
このタイミングで外から刺激を受けると、必要のないエネルギーまで溜め込もうと体が勝手に働いてしまうのです。
つまり、一生懸命に取り込むことこそがダイエットの失敗の原因だと言えます。
「多くの肥満者は自律神経の働きが低い」
これは自律神経が乱れていると太りやすい(痩せにくい)と言うことです。
この仮説は多くの科学者によって証明されています。
満腹感を起こさせる「満腹中枢」と空腹感を起こさせる「摂食中枢」、この二つを合わせて「食欲中枢」と言います。
そして、このどちらか一方が機能しないだけでも食欲の抑制がうまくいかなくなります。
食欲中枢は、自律神経とホルモンの管制塔である視床下部(脳の中心付近)にあります。
その為、自律神経が乱れると視床下部の食欲抑制の指令がうまく伝わらなくなり、食べ過ぎることになるのです。
満腹感を得て食欲を抑えるためには、満腹中枢を優位にすることが大前提ですが、摂食中枢を刺激しないことも重要です。
脳はブドウ糖を栄養源にしています。
ご飯やパン、うどん、パスタなどの炭水化物を食べると、胃や腸で消化分解されますが、この分解された一番小さい分子の一つがブドウ糖です。
ブドウ糖が不足すると栄養失調状態になり摂食中枢を刺激し続けます。
空腹感を起こさせ、何としても食事から糖分を摂り込ませようと脳に指令を送り続けるということです。
すると一日中食べ物の事ばかり考えるようになります。
朝食を抜きダイエットや低炭水化物ダイエットも、間違った方法だとわかりますね。
「食事を減らしても痩せない」という人、逆に「食べても太れない」という人、全ては自律神経の乱れに原因があると考えられています。
ダイエットの理想である『しっかり食べても太らない体質』をつくる前に・・・まず『自律神経の乱れを整える』ことをおすすめします。
自律神経を上手くコントロールして、美しく健康的な体をつくりましょう!
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