目のトラブルと自律神経の関係

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MasterTux / Pixabay

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『自律神経』とは…自分の意思と関係なく働いてくれる神経のことを言います。

逆を言えば、自分の思い通りにはコントロール出来ないとも言えますね。

例えば…

心臓が自然と鼓動するのも、食事をすると自然に胃腸が動いて食べ物が消化・吸収されるのも、呼吸をして酸素が肺に自然と取り込まれるのもすべては自律神経の働きです。

 

これらの働きがなければ人間は生きることが出来ませんよね?

ですから、自律神経が乱れると体に様々な不調が現れるのです。

 

『自律神経の乱れ』とよく耳にしますが、どんなことが体の中で起こっているのでしょうか?

 

自律神経は【交感神経】と【副交感神経】の2つで出来ています。

【交感神経】は、心拍数を増やしたり血管を収縮させて血圧を上げたり、消化器の働きを抑えたりするなど、心身を緊張させる働きをします。

【副交感神経】は、心拍数を減らしたり血管を広げて血圧を下げたり、消化器の働きを活性化するなど、心身をリラックスさせる働きをします。

 

この正反対の2つの神経がバランスよく働いてくれることによって、私たちの体は正常に機能しています。

しかしストレスなどで、どちらか一方が優位になるとそのバランスが乱れてしまうのです。

自律神経が乱れたことにより感じる体の不快な症状を自律神経失調症と言います。

 

一般的に、動悸、息切れ、頭痛、下痢や便秘などの症状と、気分が落ち込んだり、イライラしたり集中力が低下したりといった精神的な症状も多いようです。

眼精疲労、ドライアイといった目のトラブルも自律神経と関係するのをご存知でしたか?

長期化すると白内障などの目の老化にも影響する可能性があるというので注意が必要です!

 

目のトラブルは自律神経とは関係ないと思われがちで、正確な診断をされないことも少なくありません。

自律神経の乱れによって起こる目の症状を、いくつかご紹介します。

 

眼精疲労・疲れ目

交感神経が過剰に働くと顔から首にかけての筋肉が緊張します。

それにより脳への血流が制限されてしまい、目の健康を維持、保守するための栄養や酸素が十分供給されなくなります。

また交感神経優位時には視野が狭くなるという方もいらっしゃるので、目を動かす筋肉がより疲れると考えられています。

ドライアイ

涙は悲しい時にだけ出るわけではく、目の乾燥を防ぐ大切な役割があります。
涙の分泌は副交感神経が優位の時に高まりますので、ストレスで交感神経優位になると涙が減少してドライアイになるのです。

めまい

交感神経優位時には筋肉の緊張で脳への血流が制限されるため、平衡感覚をつかさどる内耳の機能が低下してめまいが起こると考えられます。
検査をしても異常がない、または、メニエールと診断されることが多いのです。

眩しく感じる

瞳孔の調節がうまくいかないないと、光や日差しを遮ることが困難になります。
目の中に光をどれくらい入れるかを調節しているのが自律神経です。その機能が低下しすると瞳孔が開きっぱなしになり、目に光が多く入ってしまうため、眩しく感じるという症状がでるのです。

まぶたの痙攣

交感神経が優位になることにより顔面の筋肉が異常に緊張し、まぶた周辺の神経を圧迫して起こると考えられます。

いかがですか?

誰もが1度は感じたことのある症状ではないでしょうか…

テレビやゲームのやり過ぎ、スマホやパソコンの画面を見過ぎて目が疲れていると感じたり、 目の乾燥感だけでなく、眩しさ・異物感・目の痛みなど、慢性の目の不快感を感じたらそれは自律神経の乱れかもしれません。

 

自律神経は、呼吸・脈拍・免疫・消化・体温・ホルモンをはじめ生命維持にかかわる、あらゆる働きを支配しています。

私たちの体を構成する約60兆個とも言われる細胞すべてを無意識のうちにコントロールしてくれる、とても大切な神経です。

 

自律神経の乱れはストレスが大半の原因とされています。

規則正しい生活やバランスの取れた食事を心がけ、睡眠や適度な休憩を取り、ストレスに強い体を維持しましょう。

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自律神経失調症は周りに理解されにく病気なので、家庭でも職場でも孤独を感じやすいです。

 

1年以上自律神経失調症で悩んでいるならお試しください。

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